内容説明
パソコン市場の2人の巨人―世界ではIBM、国内では日本電気―のシェアをめぐって、ますます激しい派閥戦争が展開されている。その派閥地図は?互換機メーカー、AX協議会、TRON(トロン)。これらのねらい、可能性、問題点を明らかにする。そして迎えうつIBM、日本電気の強さの秘密、将来の戦略はなにか?ハードの技術のみならず、ソフト戦略、販売体制などのマーケティングを重視した好著。
目次
第1章 これがパソコンの派閥地図
第2章 IBM、NECの互換機メーカー退治
第3章 小魚も群れると鯨になる―AX協議会、TRONでパソコン市場は変わるか
第4章 IBMのOS/2は、NECの独占を覆すか?
第5章 パソコン需要のカギはソフトにあり―著しいソフト寡占の問題点
第6章 パソコン業界は幹線に戻れ―600万台市場をひらく条件