内容説明
「地価」は政治・経済・社会の激変のなかで、人間の営みを解くキーワードである。その“多極化”―世界の金融市場へ変貌する東京、盛衰をくりかえす産業都市、企業の海外進出―の趨勢は、そして土地をめぐる税金・財産づくりはどうなるのか。どう考えたらいいのか。不動産鑑定55年、つねに土地を見定め・地価を読んできた著者が、人生の道標のひとつとして書きおろした「地価問題」解決篇!
目次
第1章 土地は人間とどうかかわりあうか
第2章 土地のハードウエア・ソフトウエア
第3章 都市の形成・成長・衰退と地価との関連
第4章 地価の多極分化がすすむ
第5章 東京大改造のゆくえ
第6章 海外に土地を求めて―日本経済の空洞化
第7章 新時代の財産づくり―個人資産形成の中核はやはり土地
第8章 譲渡・贈与・相続にかかる税
第9章 土地紛争のケーススタディ