内容説明
発刊以来、刀剣について最も分かりやすい解説書との評価が高まり、今回3度目の増刷。名刀の写真を一挙に16頁掲載。
目次
わたしたちと日本刀
日本刀のできるまで
刀の歴史
名刀を鍛えた有名刀工たち
名刀紹介
日本刀の各部の名称と用語解説
刀の取扱い方、及び手入れ保存方法
刀の鑑定書・折紙・評価鑑定
登録証と名義変更(所有者変更届)
日本刀の斬れ味について
刀から出た言葉
日本刀鑑賞の勉強方法
刀剣の本案内
刀剣解説の実例とその説明
押形のこと
彫物
刀工の名前、とくに受領銘について
日本刀の買い方
刀装および刀装具について
江戸時代の刀装(拵)と風俗
刀剣の工作(修理)について
刀を見ることのできる美術館案内
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のり
2
図書館返却棚で発見。未知の世界だとワクワクして手に取りました。平安の昔から現在まで、一千年余り武器として家宝として受け継がれてきた日本刀。砂鉄から作られる和鉄が原材料。細長いのに折れず曲がらない構造。武器であって武器でなく、無機物ながら精神性をそなえている。それが奥深い魅力を生み出している。表紙の写真は、粉末状の砥石をつめた打粉をうっているところと知りました。取り扱い方、手入れ、保存方法がわかります。死刑囚の屍体で試し斬りをしていたのにびっくりしました。時代劇を見たら、刀剣の取り扱い方に注目したいです。2015/05/10
緑虫
0
刀剣界の権威による入門書。図版はもっとたくさんもっと鮮明にして欲しかった。どう見ても直刃に見える刀に丁子というキャプションが付いてても、自分の見る目の問題なのか図版の見にくさの問題なのか判然としなくてもやもやする。用語や歴史の解説部分は平易かつ体系的で読みやすかった。2014/01/15
三枝直彦
0
歴史小説や時代劇を愛好すると日本刀に興味が出てくる方も多いと思うが刀剣柴田の故柴田光男先代社長の超ロングセラーの本書は日本刀購入のアドバイス、手入れ方法等入門向けに分かりすく解説されている。日本刀購入に興味が出てきた方はまずこちらを読まれると良いだろう。安価な物であれば20万位出せば購入可能で有る。脇差、短刀で有ればさらに安価で入手できる。2025/05/19
なをみん
0
その昔に鉄の展示館で買った本。まちあるきで永和堂さん見学記念に読み返してみたけど読んでから行けばよかったかも。刀剣の奥深さと面白さ基本の買い方とか白黒写真とイラストがわかりやすい。今読むと刀装具に興味津々。平成22年の各種料金表も興味深い。2024/02/26