内容説明
高度な製造技術を持つ者だけが到達できる究極の太陽電池。結晶シリコン太陽電池の光電変換効率が理論限界に迫りつつある今、さらなる発電コストの低下を目指して、次世代型太陽電池の研究開発が世界各地で始まっている。本書は、最大理論効率85%ともいわれる「量子ドット太陽電池」をはじめとした第三世代太陽電池について、その研究の第一人者が基礎から最新の研究開発動向、製造技術までをわかりやすく解説。
目次
第1章 新型超高効率太陽電池への期待
第2章 「量子ドット」とは何か―量子力学の基礎から
第3章 「第三世代太陽電池」とは何か
第4章 量子ドット太陽電池
第5章 量子ドット太陽電池の作製技術
第6章 さらなる太陽光発電の普及に向けて
著者等紹介
岡田至崇[オカダヨシタカ]
東京大学先端科学技術研究センター准教授。1990年、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、工学博士。同年、筑波大学物質工学系助手。1991年より同・講師。1995年よりスタンフォード大学客員助教授(文部省在外研究員)。2003年7月より筑波大学大学院数理物質科学研究科電子・物理工学専攻助教授。2008年より東京大学先端科学技術研究センター准教授。半導体電子工学、次世代型太陽電池の研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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