図解 再生医療工学

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  • サイズ A5判/ページ数 318p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784769371267
  • NDC分類 491.4
  • Cコード C3047

内容説明

「再生医療工学」とは、機能障害や機能不全に陥った生体組織・臓器に対して、工学的技術を駆使しつつ、細胞を積極的に利用して、その機能の再生を図るものです。現在、慢性的臓器機能不全疾患に対しては、臓器移植または人工臓器によるしか有効な治療法がありません。しかし臓器移植には、常に拒絶反応、免疫抑制の医学的問題と、深刻なドナー不足という社会的問題を抱えています。人工臓器も生体機能代替性、生体適合性の問題があります。これらの諸問題の解決策として、「再生医療工学」の実現が求められています。本書は、最近進展めざましい細胞基盤材料工学に主点を置き、近未来に臨床応用可能な「再生医療工学」の要素技術の展望と実用化への諸問題の解決を図解を中心に分かりやすく解説するものです。

目次

第1章 工学的視点から見た再生医療
第2章 再生医療における材料工学の基礎
第3章 再生医療のキーテクノロジー
第4章 再生医療のデバイス化技術
第5章 再生医療のための生産・保存技術
第6章 再生医療におけるバイオナノテクノロジー
第7章 再生医療とその周辺

著者等紹介

立石哲也[タテイシテツヤ]
東京電機大学理工学部知能機械工学科教授。東京大学大学院工学系研究科博士課程終了(精密機械工学専攻)。1973年、工業技術院機械技術研究所に入所。首席研究官兼生体機械工学特別研究室長(1989年)、工業技術院産業技術融合領域研究所・総合研究官(1995年)、東京大学大学院工学系研究科・機械工学専攻教授(2000年)、(独)産業技術総合研究所・ティッシュエンジニアリング研究センター長併任(2001年)などを経て現職。(独)物質・材料研究機構・生体材料研究センター・アドバイザリーディレクター併任。現在の専門は生体材料、生体力学、生体組織工学

田中順三[タナカジュンゾウ]
独立行政法人物質材料研究機構生体材料研究センター長。静岡大学理学部化学科卒業。1972年、科学技術庁無機材質研究所入所。同所主任研究官(1985年)、フランス・セラミックス工科大学・客員研究官(1985‐86年)、無機材質研究所・総合研究官(1994年)などを経て現職。2002年より、岡山大学大学院自然科学研究科・文部科学教官。金沢工業大学工学部・客員教授、東京工業大学無機材料工学科・教授。2003年より、北海道大学大学院理学研究科創成科学研究機構特定研究部門教授(併任)。専門は、生体材料工学
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