内容説明
世界一といわれる日本のモノづくりは、高い研究開発力に支えられている。そのモノづくり力は、大企業に限られたものではなく、オンリーワンの優れた技術をもつ中小企業に負うところ大である。埼玉県にも多くの中小企業や大学、研究機関などの知の拠点があり、優れた技術と人材を産み出す宝庫でもある。そのため埼玉県が特許流通事業に取り組み、「知財立県」を打ち出した。その事業に特許流通アドバイザーや知財アドバイザーとして参画した著者の生の体験を綴っている。
目次
第1章 特許流通と技術移転
第2章 埼玉県特許流通活動からのメッセージ
第3章 知財立県づくり
第4章 知財活用に成功したエクセレント・アイピー・カンパニー
第5章 「ホンダの教え」に学ぶ
第6章 知的財産は人的財産
著者等紹介
野口満[ノグチミツル]
1964年3月東京理科大学理学部物理学科(金属物理学)卒。同年4月本田技研工業(株)入社。6月(株)本田技術研究所材料研究ブロックに配属。自動車等プラスチック材料の研究および接着技術開発に従事。1978年4月主任研究員。自動車軽量化プロジェクトリーダー。米国オハイオ生産計画プロジェクト材料部門リーダーとして参加。1981年4月材料研究ブロックマネージャーに就任。自動車材料研究の統括。1986年4月和光基礎技術研究所設立に参画し、基礎研究室長。1987年4月(株)本田技術研究所エグゼクティブ・チーフ・エンジニアに就任。材料、エレクトロニクス、新プロセス、燃料電池、航空機、ロボットなどの要素研究開発統括、ホンダの研究開発誌「Dream」編集委員長。1999年8月(株)本田技術研究所定年退職。同年11月(財)日本テクノマート/(社)発明協会派遣職員として、埼玉県特許流通アドバイザー。その間、埼玉県中小企業振興公社新事業推進委員、埼玉県工業技術センター研究評価委員。2005年4月知的財産総合支援センター埼玉の知的財産アドバイザー。埼玉県産業技術総合センター外部評価委員、川口商工会議所ビジネスファクトリー委員、(社)発明協会知的財産コンサルタント、技術経営アドバイザー。埼玉県鶴ヶ島市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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