内容説明
イノベーションを起こすには組織的なマネジメントが必要。世界第一線の専門家たちが語る、新しい仕組み作り。
目次
序章 イノベーションの創出に向けて
第1章 イノベーションの原点とその本質
第2章 イノベーションとグローバリゼーション
第3章 地域経済におけるイノベーション―大学の役割
第4章 イノベーションの構造
第5章 イノベーションのダイナミクス
第6章 イノベーション―その見えない部分にあるもの
終章 イノベーションを組織的・システム的に育むために
著者等紹介
水野博之[ミズノヒロユキ]
大阪電気通信大学・副理事長。1929年生まれ。52年京都大学理学部物理学科卒業、60年に同大学理学部博士課程修了。その後松下電器産業(株)に入社、同社副社長を経た後、スタンフォード大学顧問教授、スタンフォード大学工学部顧問教授、高知工科大学副学長、総合研究所長などを歴任、現在は大阪電気通信大学副理事長、立命館大学客員教授、コナミ(株)取締役などを兼任。専門は固体物理、光エレクトロニクス、科学技術論、企業経営論。1989年に科学技術庁長官賞、94年に社団法人日本電気工業会「電気工業永年功績者表彰」、99年に勲三等旭日中受章、2003年に高知県特別県勢功労賞など、受賞多数
榊原清則[サカキバラキヨノリ]
慶応義塾大学総合政策学部教授兼大学院政策・メディア研究科委員。1949年北海道小樽生まれ。73年電気通信大学経営工学科卒業、78年一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。その後一橋大学商学部において講師、助教授、教授を歴任。その間、マサチューセッツ工科大学客員研究員、ハーバード大学研究員、ミシガン大学客員教授などを務める。92年から四年間、ロンドン大学大学院ビジネススクール准教授を務めた後、現職にいたる。専門は経営学(戦略論・組織論)、イノベーション論、科学技術政策論
レスター,リチャード・K.[レスター,リチャードK.]
マサチューセッツ工科大学教授、産業生産性センター所長。1954年生まれ。インペリアル大学化学工学科を卒業後、マサチューセッツ工科大学(MIT)において原子工学の博士課程修了。79年よりMITの教員となる。MITでは産業生産性センターを創設し、初代所長および原子核工学科の教授を務める。研究テーマはイノベーション、生産性、産業競争力など。各国の民間企業や政府機関、NPOでアドバイザーやコンサルタントを務めるなど、広く学際的な活動を行っている
内藤耕[ナイトウコウ]
産業技術総合研究所イノベーション推進室総括企画主幹。1966年生まれ。新潟大学理学部卒業、愛媛大学大学院理学研究科修士課程修了。その後金属鉱業事業団、国際協力事業団、世界銀行グループ(米国ワシントンDC)を経て、産業技術総合研究所に入所、現職にいたる。博士(工学)。専門は資源開発政策、イノベーション論
西義雄[ニシヨシオ]
スタンフォード大学電気工学科教授、Stanford Nanofabrication Facility(SNF)所長、Center for Integrated Systems(CIS)研究所長。早稲田大学卒業後、東京大学において博士課程修了。その後東芝、ヒューレットパッカード、テキサスインスツルメントなどに勤務し、テキサスインスツルメントでは同社副社長兼研究開発部長を務める。2002年よりスタンフォード大学教員となり、現在電気工学科教授、SNF所長、CIS研究所長。北京大学および精華大学客員教授兼任。専門は半導体デバイスの物理、工学、近年はナノエレクトロニックス材料とデバイス研究。IEEEフェロー。1995年にIEEE Jack Morton Award、2002年にRobert Noyce Medalを受賞。論文、招待講演多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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