内容説明
導電性高分子は電気を通すプラスチックであり、しかもノーベル化学賞の対象にもなった注目素材である。しかしその実体はまだ一般に十分認識されているとは言い難い。本書は導電性高分子の登場の背景、合成法、特性などの基礎的事項から、現在までの開発・実用化例、将来展望までをやさしく解説したものである。
目次
第1章 プラスチックがどうして電気を通すか
第2章 導電性高分子の作り方
第3章 導電性高分子のいろいろな特性
第4章 導電性高分子のさまざまな使い方
第5章 導電性高分子の実用例
第6章 導電性高分子の将来展望
著者等紹介
倉本憲幸[クラモトノリユキ]
1977年名古屋工業大学工学部卒業。1982年東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了。1982年工学博士。1982年山形大学工学部助手。1986年同学部講師。1988年同学部助教授。1988年11月より1年間、スイス連邦共和国ローザンヌスイス連邦工科大学化学科客員研究員。1994年フランス共和国グルノーブル原子核研究センター客員研究員(導電性高分子に関する研究)。1999年山形大学大学院理工学研究科生体センシング機能工学専攻・教授機能センサー工学講座担当、現在に至る。賞罰はIEEEアメリカ電気電子学会論文賞受賞学会賞受賞(2000年)、FCFP(International Symposium on Fine Chemistry and Functional Polymers)学会賞受賞、繊維学会学会賞受賞(2001年)など
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