内容説明
本書は『バイオプラスチックのすべて』を全面的に書き直したものである。第1章では「プラスチックと地球環境」というテーマにして、プラスチックと環境問題との相関関係をより明確にし、第2章から第3章までは前書の流れを踏まえた形で、第4章から第8章はその構成を変えての内容で新たに書き直している。とくに、「グリーンプラ市場の動向」と「最近の話題」という項目を新たに立て、最近の状況を詳説している。これらは、それぞれ第7章と第8章にあてている。
目次
第1章 プラスチックと地球環境
第2章 澱粉からの生分解性プラスチック
第3章 セルロースおよび木材からの生分解性プラスチック
第4章 微生物の作るポリマー
第5章 天然物からの生分解性プラスチック
第6章 化学合成プラスチック
第7章 グリーンプラ市場の動向
第8章 試験法の規格化と安全性
第9章 最近の話題
著者等紹介
工藤謙一[クドウケンイチ]
1956年京都大学理学部化学科修士課程修了。1958年同大学化学研究所助手。1962年住友原子力工業(株)、68年住友化学工業(株)入社。1983年三和澱粉工業(株)に移り、88年常務取締役、96年常勤顧問。1999年(株)グリーンバイオ取締役(兼任)。著書:技術革新と化学工業(共著、高分子同友会)など。理学博士
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