内容説明
実用性と意匠性を兼ね備えたコーティング技術は、古くからさまざまな分野で使用されてきた。近年、このコーティング技術の業界でも、地球規模で広がる環境問題に無関心ではいられず、積極的に取り組む動きが見られる。本書では、塗料を中心としたコーティングの歴史から、酸性雨、リサイクル、大気汚染といった環境問題に対応した新しい樹脂の研究開発までをわかりやすく説明した。
目次
第１章 コーティングの歴史（コーティングの役割；古代のコーティング；１９世紀のコーティング ほか）
第２章 身の回りのコーティング（自動車用塗料；プレコートメタル用塗料；船舶用塗料 ほか）
第３章 これからのコーティング（現在の環境問題；国内外の有機物質規制の現状と動向；水性塗料の動向 ほか）
第４章 未来のコーティングを支えるポリマー材料（塗料の新しい機能；特定刺激で分解性を示す材料；生分解性を有する材料 ほか）
