内容説明
音のスペクトルを理解するための技術者向けの実用書でフーリエ変換が独習できる。そのため、表計算ソフト「Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ Ｏｆｆｉｃｅ Ｅｘｃｅｌ ２００７」のグラフ機能を積極的に利用し視覚化してフーリエ変換のイメージを把握し易くなっている。本書で身につけたフーリエ変換のイメージは、音だけでなく、ディジタル音楽、ディジタルカメラや携帯電話カメラなどの写真、医療分野のＣＴやＭＲＩの画像などにも役立てることができる。
目次
第１章 フーリエ変換（離散フーリエ変換；フーリエ変換の意味；負の周波数；分析ツール「フーリエ解析」の使用方法；スペクトルの表示方法；逆フーリエ変換；窓関数；スペクトルの分解能）
第２章 音データの読み込み（音のサンプリング；音データの読み込みプログラム作成；Ｅｘｃｅｌプログラムによる音データ読み込み・スペクトル表示）
第３章 スペクトルの活用（周波数フィルタ；ボイスチェンジ；エコー効果；血流音のスペクトル；音声の電子透かし）
第４章 付録（連続信号でのフーリエ変換と離散信号での離散フーリエ変換の相違；記号Σの公式；分析ツール「フーリエ解析」のインストール；他周期に対するフーリエ変換；ＷＡＶＥファイルのヘッダ構造；Ｖｉｓｕａｌ Ｂａｓｉｃ Ｅｄｉｔｏｒの基本；２次元フーリエ変換と電子透かし画像）
著者等紹介
佐々木隆幸［ササキタカユキ］
１９７３年東京農工大学大学院工学研究科修士課程修了、１９８４年青森職業能力開発短期大学校勤務、２００３年、パラグアイ国 日・パ職業能力促進センタープロジェクト派遣（電子に関する技術指導）（ＪＩＣＡ）、２００８年雇用・能力開発機構青森センター勤務（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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