内容説明
フラッシュメモリは日本発の技術であり、安く、軽く、低消費電力で、信頼性が高く、かつ電源を切っても書込まれた記憶を保持し続ける特徴を持つ。このため、いまではディジタルカメラ、携帯電話等、家庭電化機器のほとんどの製品に使われている。本書では今後急成長が確実である高密度フラッシュメモリの発明者である著者が、本メモリの理論から応用までを詳述する。
目次
第1章 半導体メモリ
第2章 フラッシュメモリ
第3章 NOR型フラッシュメモリ
第4章 NAND型フラッシュメモリ
第5章 高密度3次元フラッシュメモリ
第6章 NOR型フラッシュメモリとNAND型フラッシュメモリの比較
第7章 フラッシュメモリの将来
著者等紹介
舛岡富士雄[マスオカフジオ]
1971年東北大学大学院工学研究科電子工学博士課程修了。工学博士。1971年(株)東芝総合研究所入社。(株)東芝研究開発センターULSI研究所第3研究所所長を経て、現在東北大学電気通信研究所教授。2層多結晶シリコンを用いたEPROMの発明で昭和55年度全国発明表彰発明賞。昭和53年度第1回渡辺賞。そのほかフィールドシールド、多層配線、DRAM、SRAM、EPROM回路及びフラッシュEEPROM等の発明で関東地方発明表彰発明奨励賞5回受賞。IEEE 1997 The Morris N,Liebmann Memorial Award、大容量NAND型フラッシュメモリの開発とその応用分野の開拓により2000年市村産業賞本賞、2002年にはSSDM Award受賞。最近ではフラッシュEEPROM及びNAND型EEPROMの発明者として知られる
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