山烋のほん<br> メルヘンハウス―日本で最初の子どもの本専門店

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山烋のほん
メルヘンハウス―日本で最初の子どもの本専門店

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  • サイズ 46判/ページ数 248p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784769210009
  • NDC分類 024.067
  • Cコード C0095

出版社内容情報

本屋以上の本屋があった――1973年、29歳の若者が大きな夢を胸に名古屋でオープンした小さな本屋〈メルヘンハウス〉。

名古屋の住宅街で生まれたこの日本で最初の「子どもの本専門店」の萌芽は、やがて全国へと広がっていきます。

惜しまれながらも2018年に45年間の幕を閉じましたが、その理念は現在も二代目店主をはじめ多くの人たちに受け継がれています。

店主・三輪哲の書き残した言葉と、関係者たちの寄稿で綴る〈メルヘンハウス〉の“これまで”と“これから”。

書店の未来、そして、子どもに本を届けるという営みについて考えさせる1冊。

※カバー画:高畠純





【目次】

第1章 小さなお客さんとの日々:三輪哲(メルヘンハウス初代)

第2章 子どもの本専門店の三人が語る「最初の二十年」:鼎談 三輪哲・増田喜昭(メリーゴーランド)・岩間建亜(クレヨンハウス)

第3章 メルヘンハウスとその時代:ほそえさちよ(編集者、ライター)

第4章 閉店・再開・これから:三輪丈太郎(メルヘンハウス2代目) 

*付記:子どもの本専門店 年代記

内容説明

1973年、29歳の三輪哲が大きな夢をもってオープンした、小さな本屋メルヘンハウス。名古屋の住宅街で生まれた日本で最初の〈子どもの本専門店〉の萌芽はやがて全国へ―。「子どもに学ぶ」を信条に、常に子どもたちの味方としてお店に立ち続け、晩年には「子どもたちからの発信をどう受け取るか」を考え、その姿勢をさらに深めようとしていた。遺された言葉の数々は「子ども」や「本」に関わる人々の心を揺さぶり、原点回帰と閃きをもたらす。既成概念と慣例を覆してきた歩みが「書店の未来」を照らし出す。資料としてメルヘンハウスを中心に国内外の動向を「子どもの本の書店史」としてまとめ、年表や貴重な写真も掲載。

目次

第1章 小さなお客さんとの日々
第2章 子どもの本専門店の三人が語る「最初の二十年」
第3章 メルヘンハウスとその時代 子どもの本の書店史
第4章 閉店・再開・これから
寄稿

著者等紹介

三輪哲[ミワテツ]
1944年3月16日、父の赴任先の台湾で生まれ静岡県で育つ。南山大学経済学部経済学科卒業。商社勤務を経て1970年に渡米。子どもの本について学び、帰国後の1973年にメルヘンハウスをオープン。2018年3月の閉店を経て2021年8月の再開を見届け、2023年6月26日、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

きゅー

8
日本初のこどもの本専門店がかつて存在した。一度閉店したが、いまは店主三輪哲の息子が別の場所で営業を続けている。三輪哲は子どもが数字を読めるようになったり、漢字を書けるようになるために本を読むのではない。何物にも束縛されない非日常の場所へ行くための手段として本があると力説したという。子どもが自由にくつろぐことのできる本屋。今でいうサードプレイスとしての本屋を45年間続けられたことに対して頭が下がる。また、一方で事業継承の難しさも本書から読み取れる。父と子の年齢の差、出会ってきたものの差が確実に存在している。2026/08/08

榛名

4
創業者三輪哲さんの志と本を読む子ども達への愛が詰まった素晴らしい一冊。でも正直、読むのは哀しかった。メルヘンハウス閉店の知らせに受けた衝撃を思い出し、何故もっと応援できなかったのか、自分の怠慢が改めて悔やまれた。息子の丈太郎さんのお父さんへの想いにも心打たれた。彼が葛藤の末に名古屋の覚王山で再開した新しいメルヘンハウスも広く知ってもらいたい。良い本とか悪い本とかではなく、ただ本がそこにあるということが大事だと私は思う。押し付けではなく、大人目線で選ぶのでもなく、読みたいものを子どもたちには読んでほしい。2026/07/24

toji

1
自分は名古屋出身でもないし、メルヘンハウスの思い出はない(この前覚王山には行った)。小学生の時に読んでいた灰谷健次郎の「天の瞳」に出てくるメリーゴーランドのモデルとなった店が、たまたま住んでいた四日市にあることを知って、その店主が店を始めるきっかけになったことから知ったというだけである。もし子供の頃にメルヘンハウスに通っていた人が読んだら目頭が熱くなるのかもしれない。しかし、そうでなくとも、子供の本の歴史を知ることができたし、一人の人間の周囲を巻き込む力の凄さを感じることができる。2026/10/23

ちもころ

1
大昔、友人の下宿の隣にあったので、チラリとのぞくことはあったけど入ったことはなかった。初代店主の子どもに対する温かい眼差しが感じられる本。息子さんの新聞の書評も毎回読んでます。2026/10/16

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