著者等紹介
デュボアザン,ロジャー[デュボアザン,ロジャー]
1900‐1980。スイス・ジュネーブ生まれ。20代後半に、妻ルイーズ・ファティオと渡米。「がちょうのペチューニア」シリーズや「かばのベロニカ」シリーズなど、約40冊の作品で文と絵を手がけ「ごきげんなライオン」シリーズなど、100冊以上の作品に絵をつけた。1948年『しろいゆきあかるいゆき』(BL出版)で、コルデコット賞を受賞、1966年『きりのなかのかくれんぼ』(復刊ドットコム)で、コルデコット・オナー賞を受賞した。本書は、デュボアザンが亡くなるまえに完成した最後の作品
こみやゆう[コミヤユウ]
1974‐。東京都生まれ。2004年より東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。祖父は、トルストイ文学の翻訳家であり、良心的兵役拒否者の故北御門二郎(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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anne@灯れ松明の火
17
新着棚で。たくさんの動物が仲良く暮らすスイートピーさんの農場。ワニのクロッカスもその一員。どの動物にも、自分にしかできないことがあるという自負があり、自信満々。でも、クロッカスは、何もできることがないとガッカリ。本当にないのかな? いやいや、あるはずだよ。さて、それは……? 読み終わると、きっと、私にも!と元気が出てくるはず。カラフルな絵もかわいい。2023/04/07
mntmt
9
自分にしかできないことがきっとある!2023/02/25
shoko.m
3
スイートピーさん夫妻の農場でくらす動物たちの中にワニのクロッカスもいました。いぬのココはどうぼうたちを自分が追い払っているといい、ひつじのウーリィは自分の毛をスイートピーさんたちにあげているといい、うしのモーリーは、牛乳をあげているといいます。それを聞いたクロッカスは、自分にも何かできればと思うのですが……。人に誇れることができなくてもできてもいい、自分にできることがなにかあるかもしれない。目だってわかりやすい長所がなくても大丈夫と思える子が増えるといいなあ。2023/10/14
のんたろう
3
『ぼくはワニのクロッカス』に続編があったとは。かわいいクロッカス、カラフルな動物たち。カラフルで表情ゆたかなロジャー・デュボアザンの絵は、見ているだけでも楽しい。2023/03/05
timeturner
1
牛や馬やニワトリや犬と農場で暮らすクロッカスがアイデンティティの揺らぎに悩み、やがて自らの存在意義を見つけて安心する話なんだけど、そもそも、こういう農場でワニを飼うこと自体が間違っているんじゃないのか?2023/11/24