著者等紹介
デュボアザン,ロジャー[デュボアザン,ロジャー] [Duvoisin,Roger]
1900年スイス、ジュネーブ生まれ。1925年、妻ルイーズ・ファティオと渡米。1948年『しろいゆきあかるいゆき』(BL出版)で、コルデコット賞を受賞、1966年『きりのなかのかくれんぼ』(復刊ドットコム)で、コルデコット・オナー賞を受賞した。1980年没
石津ちひろ[イシズチヒロ]
1953年愛媛県生まれ。絵本作家、詩人、翻訳家。『なぞなぞのたび』(絵・荒井良二/フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(絵・ささめやゆき/講談社)で日本絵本賞、『あしたのあたしはあたらしいあたし』(絵・大橋歩/理論社)で三越左千夫少年詩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chiaki
41
真っ白な雪の世界に溶け込む白くまのスノーウィに対して、野原に溶け込むヒグマのウッディ。お互い遠い所に暮しながらも、2人は出逢う運命だったのでしょうね。お互いが足らない所を補い、守り助け合う存在として仲良くなりつつも、やがて冬が訪れ…。読後はじんわりと胸が暖かくなる。おはなしはロジャー・デュボアザン。2021/03/07
anne@灯れ松明の火
29
新着棚で。訳者 石津ちひろさんに惹かれて。北極で暮らすシロクマのスノーウィとヒグマのウッディ。出会うはずのない二匹を出会わせたのは、かもめのキティ。助け合って、仲良しになった二匹だが……。ラストのさっぱりとした感じがいいなあ。2019/09/10
みさどん
17
シロクマが会いたいと願って、ヒグマの住んでいるところに移動する。仲良しになって、互いに足りないところを助け合うのだもの、さすが絵本。冬になると片や冬眠で、友情を保ちつつしばしの別れ、うまくできた友情話。こういうのがあるから、クマさんを子どもが好きになる。2025/03/28
遠い日
12
デュボアザンらしい全き安寧がここにある。しろくまスノーウィとヒグマのウッディ。あまりの違いに戸惑うこともあるが、一度結んだ友情は消えはしない。ロジャー・デュボアザンの未邦訳の絵本、もっと出るといいのになぁ。2019/10/10
LACI
7
デュボアザンの描く動物って素敵。目が物語っているなあ。今回の絵本は色合いも好きだし。 熊でも種類によって住む所も違いそれぞれを理解するまでは警戒しているが、助け合いによって心を通わせる。それって人間の世界にも言えるのではないか?2019/10/14