著者等紹介
ベンチリー,ナサニエル[ベンチリー,ナサニエル] [Benchley,Nathaniel]
1915‐1981。マサチューセッツ州ニュートン生まれ。フィリップス・エクセター・アカデミー、ハーバード大学を卒業後、ヘラルド・トリビューン紙(現インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ紙)などでの仕事をへて、作家となる。小説や児童文学などを執筆するかたわら、風景画も描いた
ローベル,アーノルド[ローベル,アーノルド] [Lobel,Arnold]
1933‐1987。カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。高校卒業後、ニューヨークのプラット・インスティテュートでイラストレーションを学んだ。1971年『ふたりはともだち』(文化出版局)、1972年『よるのきらいなヒルディリド』(冨山房)でコルデコット・オナー賞を、1981年『ローベルおじさんのどうぶつものがたり』でコルデコット賞を受賞
こみやゆう[コミヤユウ]
小宮由。1974‐。東京都生まれ。翻訳家、編集者。東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。実家は児童書専門店を経営。祖父はトルストイ文学の翻訳家、北御門二郎(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Shoko
15
かえるくんとがまくんのアーノルド・ローベルが絵を描いた絵本。絵が多め、文章短めなので、読み聞かせには楽だった。かわうそのオスカーが誰にも内緒で長い長いすべり台を作ります。すべり台が完成したところ、オスカーを狙っているものがいます。キツネです。でもそのキツネを狙っているものもいたのです。それはオオカミ。またまたそのオオカミを狙っているものもいました。ピューマです。さらにそのピューマを見ているヘラジカもいたのですが・・。 4匹がすべり台を滑り降りる絵が面白くて、可愛らしい。楽しい絵本でした。2016/05/24
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
かわうその子ども、オスカーは、土手に作ったすべりだいでよく遊んでいます。ところがある日、いつものすべりだいの途中に、ビーバーが倒した木が横たわっていました。すべりだいで遊べないオスカーは、新しいすべりだいを作ることにしました。ところが、お父さんの忠告も聞かず、随分遠くまで行ってしまい、大きな動物に見つかってしまいます。どんどん増えていく動物たち。オスカーをきつねが、そのきつねをおおかみが、おおかみを…。2020/03/24
魚京童!
13
この池に満足なんかしたくない。2015/11/30
鳩羽
10
かわうその子どもオスカーは、すべりだいで遊ぶのが大好き。誰も知らない長い長いすべりだいを作って、家まで帰ろうとしたかわうそのオスカーを、腹ペコの狐が狙い、その狐を狼が、狼をピューマが、ピューマをヘラジカが……という辺りで先は読めてくるが、かえってワクワクしてくる。シンプルでユーモラス。2016/06/15
紅生姜
8
このシリーズは年長さんから小1くらいまでの、字を読めるようになったくらいの子が一人で読むのにちょうどいい。小1の次女も、大きい声で音読している。オスカーも多分ちょうどそれくらいの年齢なのだろう、自分を反映しながら楽しそうに読んでいる。外は楽しいこともいっぱいだけど、危険もいっぱいだよと。2017/10/28