出版社内容情報
鳥に食べられそうになったしゃくとり虫は、鳥たちの色々な部分の寸法を測ってあげるといってピンチをきりぬけます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
296
レオ=レオニ・作、谷川俊太郎・訳。しゃくとりむしが、いろんな鳥の、いろんな部位の長さを測るのだが、ナイチンゲールに「うたをはかって」と言われて…というお話。谷川の訳文はいたって軽快。しゃくとりむしの動きも「ひとあし ひとあし」と。レオ=レオニの絵も、いつもながらカラフルで美しい。特に今回は、鳥たちのフォルムも色も、そしてもちろん主人公のしゃくとりむしも。楽しく、美しい絵本。なお、初版は1975年だが、谷川の写真はその頃のもので、髪もふさふさとしており、顔も表情も若々しい。2024/12/16
KAZOO
123
また少しレオ=レオニの絵本を渉猟しようと思っています。谷川俊太郎さんの訳でしゃくとりむしの話です。何でもじっくりはかろうとしますが、鳥のナイチンゲールに歌をはかってといわれて、おーしまい!緑系統のくさの色に鳥たちのカラフルな色がきれいです。2018/01/04
紫綺
123
小さくてきれいな緑のしゃくとり虫。いろんな鳥に食べられそうになって、さあ大変!!でも、かしこい彼は頭を使って難を逃れるのだ。えらいっ!!2016/05/08
greenish 🌿
54
【Casa BRUTUS 読み継ぐべき絵本の名作100】№008 いろいろな鳥の寸法をはかってあげることができる”しゃくとりむし”。最後に登場するいじわるなナイチンゲールの難題を、どのように切り抜ける? ---パステルや水彩のコラージュで描かれた草むらや、長いものをもった鳥たちの姿が鮮やか。草むらの中のしゃくとりむしを探すのも愉しいですね。 機転をきかせたしゃくとりむし《そして とうとう・・・》。この結末がたまりません。 訳者・谷川俊太郎さんが、「レオ・レオニ作品の中で一番好きな一冊」だそう。2013/12/11
つくよみ
52
図書館本:なんでもはかれるしゃくとりむし。鳥に、いろいろと計ってくれと頼まれる。無理難題を押し付けられたしゃくとりむしが見せた機転とは?あっさりとしたお話ながら、しゃくとりむしの気分になって読むとかなり怖い。無事でよかった。2013/08/17