内容説明
本書に登場する8人の数学者の中には有名な人もいるが、オマール・ハイヤームやアメリカ20代大統領ジェームス・ガーフィールドのように数学者としてはあまり知られていない人もいる。しかし、その生涯においては社会に大きく影響を与えた人物である。そのような人々を記憶に留めておいてほしいという気持ちから、この本は書かれたといっても過言ではない。ジェームス・ガーフィールドは、南北戦争がなかったら大学の数学の先生として一生を送っていた人物である。しかし、時代は彼にそうさせなかった。彼の大統領就任演説『明日へのことば』を見るに、今でも新鮮な感動を覚えるのは私だけであろうか!?また、フィボナッチも日本で多く知られるようになったのは10~15年ぐらい前である。我々は0を含む1~9までのアラビア数字を便利に使用しているが、これも彼の功績が大きい。
目次
1 ユークリッド
2 プトレマイオス
3 オマール・ハイヤーム
4 レオナルド・フィボナッチ
5 パスカル
6 オイラー
7 コーシー
8 ジェームス・ガーフィールド
著者等紹介
西尾義典[ニシオヨシノリ]
1950年大阪府堺市生まれ。1972年関西大学工学部電子工学科卒(森田・大東(超高周波研究室))。この時期に、森田・大東先生から数学(物理数学)の『面白さ』を教えてもらう。1975年大阪府立大学大学院工学研究科修士課程了(笠井・米田・田中・福永研究室(情報系))。この時期に、福永先生からファンデル・ヴェルデンの『現代代数学』のテキストで院生4、5名のためだけに講義をしてもらう。またこのとき、グラフ理論の本を読み、研究に生かす。現在、清風高等学校数学科教諭。専攻は情報理論。グラフ理論。日本数学教育学会会員、日本数学協会会員、初等数学の会会員
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