内容説明
うごく数学。歴史が語る数学と数学者たちのエピソード。
目次
1 解析学より(ツェルメロの選択公理;デカルトの法線法とフェルマの接線法 ほか)
2 数の理論と代数方程式論(直角三角形の基本定理;メルセンヌ数と完全数の根 ほか)
3 数学と数学者を語る(クレルレの友情;ニコラウス・フスとハインリッヒ・フス ほか)
4 数学史と数学史論(曲がっているものは曲がっていない;ゼロより大きくもなく、ゼロより小さくもなく、ゼロに等しくもない ほか)
5 日本の近代数学(岩田好算と寺尾壽;和算史研究のはじまり ほか)
著者等紹介
高瀬正仁[タカセマサヒト]
昭和26年(1951年)、群馬県勢多郡東村(現在みどり市)に生れる。数学者・数学史家。専門は多変数関数論と近代数学史。2009年度日本数学会賞出版賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Steppenwolf
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G第二の登録者となった。著者の著作は近年多数見かけるようになった。それゆえ数冊の本を持っていたものの気楽に読めそうなものに出会えなかった。本書は,現代数学社から発行されている現代数学という雑誌に連載されているエッセイとのことである。確かに気楽に読めるものもあったが決して寝転がって読めるほど易しくはなかった。見開き二ページだから読めた。それ以上ならちんぷんかんぷんのせいで読みきれなかったかもしれない。本書を読んでガウスの偉大さを改めて認識した。彼の伝記を読んでみたいと思ったがもはや売っていないみたい。2020/06/15