内容説明
2変数函数の偏微分法で見逃しがちな落とし穴とは?熱力学で活用される全微分や、波動方程式の解を与えるダランベールの公式、線型偏微分方程式系の積分可能条件、陰函数定理と逆函数定理、陰函数定理を用いた平面曲線の概形の描き方など、懇切丁寧に解説。
目次
2変数の函数
2変数函数の極限
偏微分と全微分
合成函数
高階偏導函数
テイラーの定理
極値を求める
陰函数定理
方程式で表示された曲線
条件付き極値問題
逆函数定理
なぜ極地問題が大事なのか
極限と連続函数に関する補足
著者等紹介
井ノ口順一[イノグチジュンイチ]
千葉県銚子市生まれ。東京都立大学大学院理学研究科博士課程数学専攻単位取得退学。福岡大学理学部、宇都宮大学教育学部、山形大学理学部を経て、筑波大学数理物質系教授。教育学修士(数学教育)、博士(理学)。専門は可積分幾何・差分幾何。算数・数学教育の研究、数学の啓蒙活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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