内容説明
普通の微積分を演算子的に見ることに始まって「いつ」「何処に」ということが意味を持たない「動きまわる特異点」こそが「実体」なのだという主張をちりばめた、他に類の無い独自の数学書。ヤコビのテータ関数に対する新しい見方も含まれている。
目次
第1章 1変数関数の表示変形(微積分演算子;半逆元代数、積・積分代数、ワイル(Weyl)代数
多項式の表示変形 ほか)
第2章 Weyl微積分代数と、群もどき(一般の積公式;ワイル代数での*‐指数関数;2次の指数関数の一般表示 ほか)
第3章 積分で定義される元(2重周期性のあるパラメータへの変換;逆元と解析接続;閉曲線に沿う積分 ほか)
著者等紹介
大森英樹[オオモリヒデキ]
1938年12月生まれ。東京大学大学院理学系研究科修了。東京理科大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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