目次
第１章 素数の峰みね
第２章 素数を取り巻く関数達
第３章 ガウス平面で見える景色
第４章 透き通った代数の世界へ
第５章 ＋と×のデュエット 環
第６章 ２次体とその整数環
第７章 平方剰余の相互法則
第８章 ｎ次元空間、行列、行列式
第９章 ｎ次代数体、ガロア群、イデアル
第１０章 イデアル論の基本定理
第１１章 イデアル類
第１２章 類体論遠望
著者等紹介
彌永健一［イヤナガケンイチ］
１９３９年東京で生まれる。１９６１年東京大学理学部数学科卒業。１９６７年シカゴ大学大学院Ｐｈ．Ｄ．東京海洋大学名誉教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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MrO
3
一見、会話式で読みやすいのかと思いきや、抽象度はとても高くて、例えば、整数論で出てくる中国剰余定理は、極大イデアルの剰余環の積と、極大イデアルの積の剰余環の同型なんて書き方をしている。そりゃそうに違いないのだけれど、初学者が類体論ってなんだろうと手に取ってみる本の記述ではないだろうと思う。会話文という書き方が理解を助けているようには思えない。これであれば、普通の教科書の書き方の方が、定義や定理が明確に示される分だけ分かりやすくなるだろうと感じた。2018/11/15
