内容説明
高校時代の数学と大学の数学とでは、その学び方に違いがあることが指摘されている。しかし、大学ではそんなギャップは無視されたまま講義に入ってしまうので、その戸惑いが原因で数学アレルギーが一挙に噴出してしまってどうにもならない事態に追いやられてしまう。本書はそんな人々のための処方として、高校数学の勉強を無視することなく、容易に大学数学に慣れていただくためのテーマを精選した。
目次
大学生心得
高校数学から大学の数学へ
大学での数学―その傾向と対策
線形代数への道
高校における解析学は大学においてどう変るか
幾何の世界
代数学の基本定理
実数論のからくり
ベクトル・行列・群
1次独立・1次従属からランクまで〔ほか〕