内容説明
日本復帰30年を経た、沖縄の変化する時代状況を、小説家、音楽家、詩人、宗教者、市民運動家、学者ら15人のインタビューを通して鋭く描き出した、日本と沖縄がよく見える注目作。
目次
第1章 肥沃な島の耕作者(真剣勝負を挑む怒りの人・目取真俊;ユートピア世界の語り部・又吉栄喜 ほか)
第2章 音楽こそ平和の脈拍(地球ファシズムを告発するミュージシャン・喜納昌吉;琉球民族主義の隠し味を効かせる作曲家・普久原恒勇 ほか)
第3章 琉球弧に根差す詩魂(情念にアンガージュマンする大隠・川満信一;文化主導の社会創造を掲げる独立派・高良勉 ほか)
第4章 地の塩の賢者(反骨のキリスト者・平良修;平和ガイドの草分け・糸数慶子 ほか)
第5章 迷路を照らす知性(日米沖関係を追究する学者・宮里政玄;安保体制をえぐる気鋭の学究・我部政明)
著者等紹介
伊高浩昭[イダカヒロアキ]
1943年東京生まれ。ジャーナリスト。1966年早稲田大学政治経済学部新聞学科卒業。1967年以降、ラテンアメリカ、イベリア半島、沖縄、南部アフリカなどを取材。現在、共同通信社記事審査委員
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