内容説明
「蟻の町」との出会いがひとりの若者の人生を変えた。1960年、神学校に入って、カトリックの司祭になろうとした著者は、人間としての視点にこだわり、人との出会いを大切にして、ひたすら、歩んできた。人と人とが同じ平面に立ち、顔と顔とを向き合わせ、心と心が触れ合うことを妨害するものに対しては、求道者のような潔癖さで、頑固に闘い続けてきたのである。著者の歩みから、聖書が私たちに語ろうとしているいのちの輝きが伝わってくる。
目次
蟻の町
やっと神父に
チンチロリン
テイ子ちゃんの哀しみ
ガラス工場の青年たち
ヒー坊のノート
トミーの選択
ジンさんの履歴書
-
- 和書
- エッセンシャル社会法医学