内容説明
偉大な詩人、ジャーナリスト、思想家であり、ラテンアメリカの解放をめざしてキューバ革命党を創設し、革命の途上で戦死した、ホセ・マルティの鮮烈な生涯を描く。
目次
幼年時代(1853年1月‐1865年3月)
革命の夜明け(1865年3月‐1869年5月)
憎しみ、不正、誇り(1869年10月‐1870年4月)
政治犯収容所(1870年4月‐1871年1月)
スペインへの追放(1871年1月‐1874年年末)
ヨーロッパからメキシコへ(1874年年末‐1877年2月)
グアテマラ(1877年2月‐1878年8月)
キューバでの謀反(1878年8月‐1879年9月)
スペインへの二度目の追放(1879年10月‐1880年1月)
ニューヨークで(1880年1月‐1881年1月)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロビン
15
キューバ独立において言論闘争や革命組織の構築をはじめとした無私の献身を行い、第二次独立戦争で戦死したキューバの使徒、ホセ・マルティの42年の生涯を描いた伝記で、非常に分かりやすく読みやすい。古今東西の本を読み大勢の偉人を見てきたが、マルティほど知・情・意において傑出している人はなかなかいない。知的能力が高く、詩人であり、民衆を愛し、心優しく、現実をシビアに見定める力も持っていて、何よりキューバのために生きて死ぬことを自らの神聖な義務だと心していた。マルティが命を懸け血を大地に注いで蒔いた種は、実った。2024/07/23
稚魚
0
キューバに行ってやけに至る所でホセ・マルティの名を目にしたので帰国後読んでみました。実はシモン・ボリバルに並ぶ「ラテンアメリカの解放者」と言われているんですね。キューバ人の精神面での父親のような人だと思いました。2015/06/10
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