出版社内容情報
日本では法律婚での夫婦同姓が定められているため、双方がそれぞれの姓を望む場合は「事実婚」にならざるを得ない。
本書では、「姓」をめぐる歴史や日本社会における事実婚と夫婦別姓についての議論の枠組を分析し、子どもの姓問題やリベラルvs.保守などの二項対立的な議論のもつれをほぐし、真に問うべき問題とは何なのかを示す。また、事実婚当事者へのインタビューを通して、「事実婚」に至った事情や「結婚」や家族についての思いなどがいかに多様であるかを浮き彫りにする。
注目度が高まっている「夫婦別姓」の議論を整理するとともに、価値の多様性に家族のありかたを拓く「夫婦別姓」入門。
内容説明
日本では法律婚での夫婦同姓が定められているため、双方がそれぞれの姓を望む場合は「事実婚」にならざるを得ない。本書では、これまでの日本社会における事実婚と夫婦別姓をめぐる議論の枠組を分析し、「姓」の歴史や子どもの姓の問題、リベラルvs.保守などの二項対立の議論のもつれをほぐし、真に問うべき問題とは何なのかを提示する。また、事実婚当事者へのインタビューを通して、「事実婚」に至った事情や「結婚」や家族についての思いなどが、いかに多様であるかを浮き彫りにする。注目度が高まっている「夫婦別姓」の議論を整理するとともに、価値の多様性に向けて家族のありかたを拓く「夫婦別姓」入門。
目次
序章 本書の概要と構成
第1章 「事実婚」は歴史的にどう語られてきたか
第2章 「夫婦別姓」を語る視座―対立軸を整理する
第3章 事実婚当事者の語りから「夫婦別姓」を考える
第4章 姓をめぐって格闘する人々―事実婚当事者の事例紹介
終章 家族・結婚制度を再考する
著者等紹介
阪井裕一郎[サカイユウイチロウ]
1981年、愛知県生まれ。大妻女子大学人間関係学部准教授。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(社会学)。専門は家族社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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