- ホーム
- > 和書
- > 文芸
- > エッセイ
- > エッセイ アンソロジー
内容説明
元・町医者の乾達先生が、40年以上開業医として多くの患者さんに接してきた経験をふまえ、現代の世相を憂い未来の社会を築く人々へのメッセージを綴った月刊の個人紙「あしたへ」の2017年9月号から2021年8月号までの4年分をまとめた。『元町医者の人生哲学』(2017年刊)の続巻。その時々の政治・経済・環境問題、生涯を通じて「学ぶ」ということ、医療はいかにあるべきか、喫緊の課題となっている地球温暖化問題、反戦平和、新型コロナについて、元・町医者先生がときには世の中の不正に憤り、ときには人生を振り返るエッセイの数々。律子先生による東京での二人暮らしを温かい眼差しで綴ったエッセイも収録。
目次
第1部 あしたへ―現代への警鐘(乾達)(食べ物の中の命を見る;経済の本義に戻ろう;日本の老人よ、目を覚ませ ほか)
第2部 学び・医療・環境と世の中のこと(乾達)(何をどのように学んできたか;医療について;人類の危機、環境問題 ほか)
第3部 二人暮らし(乾律子)(二人暮らしを始めて三年;卓球教室に通い始める;昆虫を育てる楽しみ ほか)
著者等紹介
乾達[イヌイススム]
1935年静岡県庵原郡袖師村西久保(現在の静岡市清水区西久保)に生まれる。1962年日本医科大学卒業。東京医科歯科大学病理学教室で学んだ後、長野県佐久総合病院内科、青梅市立病院内科に勤務。1970年父・蕃の診療所の跡を継ぐ。1979年清水地域医療研究会発足。地域訓練事業(リハビリ教室)の普及に努める。1987年精神障害者の生活支援にかかわり始める。1997年精神障害者の憩いの場「ワークステーション・どんぐり」誕生。2000年「NPO法人精神障害者生活支援よもぎ会」設立、精神障害者の地域生活支援の活動を続ける。2012年3月末日、診療から引退(院内紙「いのち」399号最終刊発行)。東京へ転居。2012年4月準備号(2011/8~12)、新年号(2012/1)を経て、個人紙「あしたへ」第1号発行。以後、継続発行中
乾律子[イヌイリツコ]
1939年現在の朝鮮民主主義人民共和国清津に生まれる。1943年頃茨城県北茨木市に家族とともに引揚げ。1962年日本医科大学在籍中に乾達と結婚。1965年日本医科大学卒業。1966年長野県佐久総合病院にてインターン修了。医師免許取得。1970年四人の子どもたちとともに清水へ。同年、双子を出産し、六人の子どもたちを育てながら、乾医院で診療にも携わる。2012年3月末日夫とともに診療から引退、東京へ転居(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 破壊者たちへ