教育勅語の戦後

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教育勅語の戦後

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784768479735
  • NDC分類 155
  • Cコード C0021

出版社内容情報

戦後つくられた「教育勅語」のさまざまな口語訳を徹底比較。誤訳の来歴を明らかにする、他に類を見ない「教育勅語」史。戦後作られた「教育勅語」の口語訳の中から、広く流布しているものや特徴的な訳を選び、原文と逐条的に比較することで、何がどのように別の言葉に置きかえられ、何が訳されていないか、こうした“誤訳”によって何が語られているのかを明確にした。教育勅語の成立から失効に至る経緯をはじめ、戦後の教育勅語をめぐるさまざまな発言や事件をふまえ、“誤訳”の来歴と戦後の教育勅語評価の本質に迫る、他に類のない教育勅語の戦後史である。

少し長いまえがき──教育勅語「口語訳」の怪
第1章 教育勅語とは?
第2章 教育勅語とその口語訳を読む
第3章 「国民道徳協会訳」の来歴と流布
第4章 教育勅語の失効をめぐって
第5章 「教育勅語的なるもの」への欲望
〈附録1〉教育勅語の主な口語訳
〈附録2〉戦後の教育勅語関連文献目録

長谷川 亮一[ハセガワ リョウイチ]
著・文・その他

内容説明

口語訳は“誤訳”だらけ!?「朕」、「我ガ臣民」、「国体」、「天壌無窮ノ皇運」、等々はどこへいった?戦後つくられた「教育勅語」のさまざまな口語訳を徹底比較。誤訳の来歴を明らかにする他に類を見ない「教育勅語」史。

目次

第1章 教育勅語とは?(教育勅語を賛美する人々;教育勅語と国体論 ほか)
第2章 教育勅語とその口語訳を読む(教育勅語の読解にあたって;凡例 ほか)
第3章 「国民道徳協会訳」の来歴と流布(佐々木盛雄と国民道徳協会;神社界の教育勅語キャンペーン ほか)
第4章 教育勅語の失効をめぐって(教育勅語が失効するまで;失効をめぐるいくつかの問題)
第5章 「教育勅語的なるもの」への欲望(教育宣言制定論の歴史;教育勅語の幻想と実像)

著者等紹介

長谷川亮一[ハセガワリョウイチ]
1977年千葉県生まれ。千葉大学大学院社会文化科学研究科(日本研究専攻)修了、博士(文学)。日本近現代史専攻。現在、千葉大学大学院人文公共学府特別研究員、東邦大学薬学部・千葉大学文学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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katoyann

19
大日本帝国における明治天皇が臣民に下賜した徳目である教育勅語を称揚する言説に注目した歴史学の研究書。軍人勅諭が自由民権運動を抑圧する目的で作られたという歴史的な文脈に教育勅語が置かれているという構図を知ると、勅語は自由や個の尊重とは真逆の精神から成り立っていることが分かる。終戦後に勅語を持て囃す言説を読むと、誤訳が散見され、特に「義勇公ニ奉シ」の箇所が戦争の文脈から切り離されているために訳が分からなくなっているという。要は権威に従順な国民を作りたいという欲望に動機づけられて、勅語を礼賛しているとする。2023/02/07

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