よい教育とはなにか―倫理・政治・民主主義

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784768479605
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0037

内容説明

本書でビースタは、成果主義時代の教育についての議論が、効率や効果についての技術的で管理的な議論に置き換えられており、エビデンスがよい教育に結びついていないことを明らかにする。さらに、よい教育とはなにかという問いに向きあうことが何を意味するのか、アーレント、リンギス、ランシエールらを参照しながら教育の倫理的、政治的、民主主義的次元への展望とともに詳しく示す。日本の教育の民主主義的発展にとっても重要な示唆を与える、教育関係者必読の書。

目次

第1章 教育は何のためにあるのか?
第2章 エビデンスに基づいた教育―科学と民主主義のはざま
第3章 教育―説明責任と応答責任のはざま
第4章 中断の教育学
第5章 デューイ以降の民主主義と教育
第6章 教育、民主主義そして包摂の問題

著者等紹介

ビースタ,ガート[ビースタ,ガート] [Biesta,Gert J.J.]
1957年、オランダ生まれ。ライデン大学で学位取得後、イギリス・スターリング大学ほか、オランダ、ルクセンブルク、ノルウェー等多くの国で教授、客員教授を歴任し、現在、ロンドン・ブルネル大学教育学部教授

藤井啓之[フジイヒロユキ]
1964年生。広島大学大学院博士課程後期単位取得退学。修士(教育学)。愛知教育大学勤務を経て、日本福祉大学教授。専門は、教育方法学(生活指導論、道徳教育論、ドイツの暴力防止教育など)

玉木博章[タマキヒロアキ]
1983年生。愛知教育大学大学院修士課程修了。修士(教育学)。中学・高校での勤務を経て、愛知県立総合看護専門学校、医系予備校講師。専門は、生活指導論、若者文化論など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

有智 麻耶

2
2章では、エビデンスに基づく教育という考え方の落とし穴について論じている。エビデンスでは、教育の「効果性」について論じることはできても、その方法を用いるか否かについての倫理的判断まではできない。「何がうまくいくか」ばかりが教育学で論じられることは、「学習化」と同じく教育の目的について論じることを困難にしてしまう。また、エビデンスは「何がうまくいったか」を示しはしても「何がうまくいくか」は示せない。こうしたことを論じた上で、ビースタは教育研究の文化的役割を示してみせる。教育工学研究への批判として面白い。2017/03/23

有智 麻耶

2
1章では「教育」を語る困難さを「学習化」に見る。その上で「教育」の理論的根拠を議論するための枠組みとして「資格化」「社会化」「主体化」という教育の三機能を提示している。社会科教育学をかじっていたので後二つの機能については興味があり、シティズンシップ教育と絡めて勉強を継続したい。実際にこの三機能を適応しようとすると、どうしても「主体化」のところで一旦思考が止まってしまう。日本の場合、教育内容は国が決めたものであり、その意味で恣意的である。そんな中で「社会化」に偏らない教育は現場でも真剣に考えないといけない。2016/09/16

鵜殿篤

1
「エビデンスに基づいた教育」に対する違和感について、過不足なく説明してくれているところが心強い。仮に「目的」が最初から決まっているなら、確かに「エビデンスに基づいた教育」にも意味がある。しかし逆に言えば、「エビデンスに基づいた教育」からは決して「教育の目的」を導き出すことはできない。どうしてもエビデンスとは完全に切り離された次元で「価値判断」が必要となる。「エビデンスに基づく教育」を称揚する人々は、最初から価値判断を放棄している上に、放棄していることをまったく自覚していないところが気持ち悪いのであった。2019/07/10

ひーくん

1
大学のゼミで読んでる本。ビースタは注目を集めている教育学者らしく、実際非常に僕の思想と共鳴するところがあった。既存の秩序を不断に問い直し再定義し続けるという、「中断の教育学」のあり方。排除されるものへのまなざしを彼は持っている。「私的な問題 」を「集団の課題」へ。これから一生付き合っていくだろう教育学者です2016/02/11

sativus

0
教育人間学のゼミで読んだ。教育の目的を枠組みで示し「社会化」 「資格化」「主体化」として表現しているのは面白い。ただし、主体化の概念が曲者で、レヴィナスやリンギス、アレント他いろんな思想家の言葉を引用しながら、複雑な議論を組み立てている。簡単に言えば「新しく枠組みを組み替える自由」をお互いに認める、というようなことかと思う。様々な思想家の概念が登場し難しい点と、具体的な実践については述べられていない点で、すぐ教育現場に応用できるものではないが、読む価値あり2017/05/30

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