内容説明
町医者としての診療のかたわら、30年近い年月を精神障害の患者さんやその家族と、診察室ではなく生活の場で共に語り合い、学び合ってきた著者が、患者さんやケアする家族が直面する切実な問題に応えます。精神科医師へのアドバイスや、治療やリハビリのための「精神科リハビリかるた」も盛り込んだ、回復のためのアドバイス満載の一冊。
目次
1 統合失調症と診断されたら
2 薬との付き合い方
3 精神病が治るということ
4 自殺を防ぐには
5 精神科リハビリ
6 精神科の医師へ
7 家族によるケア
8 精神科リハビリかるた
著者等紹介
乾達[イヌイススム]
1935年、静岡県生まれ。1962年、日本医科大学卒業。東京医科歯科大学病理学教室、長野県佐久総合病院内科、青梅市立病院内科勤務を経て、1970年、父・蕃から乾医院(静岡市)を引き継ぐ。1979年、清水地域医療研究会が発足。1987年、精神障害者の生活支援活動を始め、1997年、精神障害者の憩いの場「ワークステーション・どんぐり」を開設。2000年、NPO法人「精神障害者生活支援よもぎ会」設立。2012年3月、診療から引退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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