フェミニズム的転回叢書
シティズンシップの政治学―国民・国家主義批判 (増補版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784768479322
  • NDC分類 311
  • Cコード C0031

内容説明

「国家」と「わたし」の関係はどうあるべきか。過去のシティズンシップ(「市民権」)論、主にリベラリズムの議論を批判的に再検討しながら、「平等で自由な人格」がよりよく尊重されるための新たな理念を構想する。いかなる者の視点をも排除しない可能性を秘めたフェミニズム・シティズンシップ論につづき、誰かに依存せざるを得ない存在であるわたしたちにとって不可欠の「ケア関係」に着目した章を増補。本書は、「シティズンシップ」論入門として最適であると同時に、社会科学の新局面をひらく挑戦の書である。

目次

序章 「平等で自由な人格」の尊重からの出発
第1章 シティズンシップと国民国家
第2章 現代リベラリズムとシティズンシップ
第3章 リベラル・シティズンシップへの批判
第4章 フェミニズム・シティズンシップ論へ
第5章 シティズンシップ論再考―責任論の観点から

著者等紹介

岡野八代[オカノヤヨ]
1967年生まれ。現在、立命館大学法学部教員。西洋政治思想史、現代政治理論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えんさん(연싼)@読書メーター

0
女性は「市民」となれるかを考えるための一冊。ただ難しい。前半のロールズなどを用いて、シティズンシップ全体を説明する箇所はかなり時間がかかった。 しかし、「市民」とは何かを考えるには重要なテキストと感じた。 再読本にして、また勉強します。2014/10/23

Tomoko

0
フェミニズム的な思考は政治学にとってもとても重要なんだと思う。 相互依存的な人間という事実をしっかりと見つめたい。2013/04/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/280255
  • ご注意事項