内容説明
戦前の歴史観の代名詞「皇国史観」は、非科学的、独善的、排外的などとして、戦後しりぞけられてきた。しかし、そもそも「皇国史観」とは何であったのか?誰が、何のために提唱し、普及させたのか?本書は、「皇国史観」の成立と流布を、戦中に文部省が行なった修史事業に着目して再検証し、従来のイメージを一新。「皇国史観」の何が、いかに問題であるのかを明らかにする。
目次
第1章 戦後における「皇国史観」をめぐる議論の展開
第2章 近代国体論の変容
第3章 「皇国史観」の提唱と流布
第4章 『国史概説』の歴史像
第5章 『大東亜史概説』の歴史像
第6章 国史編修事業と国史編修院
著者等紹介
長谷川亮一[ハセガワリョウイチ]
1977年千葉県生まれ。2007年3月千葉大学大学院社会文化科学研究科(日本研究専攻)修了、博士(文学)。現在、千葉大学大学院人文社会科学研究科特別研究員。日本近現代史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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