内容説明
映画の可能性を追い求めて逝った、黒木和雄と同じ1930年生まれで、同時代を生きた佐藤忠男の説得力ある黒木和雄論。『とべない沈黙』以前のPR映画から、『竜馬暗殺』『祭りの準備』『日本の悪霊』『TOMORROW/朝日』『美しい夏キリシマ』『父と暮せば』『紙屋悦子の青春』などの作品論と黒木和雄の人物論。
目次
映画監督になるまで
岩波映画という会社
ドキュメンタリーの新しい波/岩波映画製作所
『海壁』『ルポルタージュ・炎』そして『わが愛北海道』
インディペンデントへの道
『とべない沈黙』
『キューバの恋人』
ATG映画の歩み
『日本の悪霊』
『竜馬暗殺』
『祭りの準備』
『原子力戦争』『夕暮まで』『泪橋』
『TOMORROW/明日』
『浪人街』と『スリ』
『美しい夏キリシマ』
『父と暮せば』
『紙屋悦子の青春』
著者等紹介
佐藤忠男[サトウタダオ]
1930年、新潟市に生まれる。新潟市立工業高校卒。1953年頃から映画についてのエッセイを書きはじめ1956年に最初の評論集『日本の映画』(三一書房)を上梓。1957年から雑誌『映画評論』の編集にたずさわる。1962年からフリーの映画評論家として今日に至る。1996年から専門学校、日本映画学校の校長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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