内容説明
スターリンによる大テロルの発端となった粛清裁判(1936・37年)。トロツキーは亡命先からモスクワへの召喚を求めるが、欠席裁判で有罪を宣告される。疑義を呈した米欧の知識人が立ち上がり、プラグマティズムの哲学者ジョン・デューイ率いる調査委員会は亡命先メキシコで聴聞会を開催し、裁判はでっち上げだと断じた幻の記録『Not Guilty』。完全初邦訳。
目次
序論 認定の要約
第1部 調査委員会
第2部 調査の基本原理
第3部 モスクワ裁判(ジノヴィエフ=カーメネフ裁判;ジノヴィエフ=カーメネフ裁判―トロツキー及びセドフに対する最終的起訴内容;ピャタコフ=ラデック裁判;ピャタコフ=ラデック裁判―トロツキー及びセドフに対する最終的起訴内容)
第4部 起訴内容の信憑性
第5部 最終考察
著者等紹介
梓澤登[アズサワノボル]
1946年生まれ。1970年早稲田大学文学部史学科卒業。現在、沖縄県那覇市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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