内容説明
本書は、著者が暮らした故郷・東京と信州・簗場で見つめた「時速4キロの文化」と「時速50キロの文化」のせめぎ合いの様相、そのなかで百年にも満たないわずかな時間で大きく変わった「暮らしの場」、そして両者が共創する新たな暮らし方をみつけだそうという「鈍考」である。
目次
第1章 暮らしの場としての都会と田舎
第2章 都会と田舎の暮らしに差がなかったころ
第3章 「都会」化への奔流
第4章 「時速50キロの文化」に飲み込まれていく
第5章 「田舎型」暮らしの魅惑と発見
第6章 「時速4キロと時速50キロ」の文化が共創する街へ
著者等紹介
扇田孝之[オオギダタカユキ]
東京生まれ。(有)コミュニケーション・デザイン研究所代表取締役、地域社会研究家、山荘経営。明治大学法学部卒業、同大学院修士課程(法律哲学)修了。研究生活の後、76年より大町市簗場で山荘経営を始める。その一方で、地方の「現実」を見据えながら、国内外の人・地域・情報の多様なネットワークを活用し、生活者の視点に立って実践・研究活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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