内容説明
無条件の「所得保障」という選択―「ベーシック・インカム」構想とは何か!いま注目の社会理論の全容を明らかにする。
目次
第1章 ゲッツ・W・ヴェルナーの提言、および彼とのインタビュー(未来への基礎:ベーシック・インカム;つねに種を蒔くこと;月並みの改革ではなく、根本的な改革を;私たちの生活はパラダイス状態にある;労働をマニアック視することで、みんな病気になる;根本的に考えて、一歩一歩行動しなければならない)
第2章 ベーシック・インカムの効果について―論考とインタビュー(不安の報酬;労働市場と社会保障政策の分離;賃金は非課税;租税改革とは新たな分配を学ぶこと;自由を可能にし、共同体を強化する)
第3章 反応(異議と回答;読者からの手紙)
解題 ゲッツ・W・ヴェルナー著『ベーシック・インカム―基本所得のある社会へ』に寄せて
著者等紹介
ヴェルナー,ゲッツ・W.[ヴェルナー,ゲッツW.][Werner,G¨otz W.]
1944年、ハイデルベルク生まれ。中等教育を終了後、コンスタンツでドラッグストアの店員見習いになる。2006年現在、ドラッグストア・チェーン「デーエム」は全ヨーロッパで約1500の店舗と21000人の従業員を擁し、年間売り上げは31億ユーロに上る。「デーエム」の経営に当たるかたわら、2003年以降カールスルーエ工科大学の「起業家精神養成のための学部横断研究所」の教授職に就いている
渡辺一男[ワタナベカズオ]
1946年、神奈川県小田原市生まれ。東京都立大学大学院博士課程中退(ドイツ文学専攻)
小沢修司[オザワシュウジ]
1952年、大阪に生まれる。1982年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程学修退学。京都府立大学福祉社会学部教授。2007年、同、福祉社会学部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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