内容説明
綿密な検証から人類の壮大なロマンが見えてくる。偽史と奇書百篇を解読。
目次
原始・奈良(全人類は天皇家の子孫である!「竹内文書」とその支持者たち;邪馬台国「南九州説」を論じた鶴峯戊申『襲国偽僭考』の飛躍 ほか)
平安(『八幡宇佐宮御託宣集』が記録・和気清麻呂と“お告げ”の瞬間;天竺をめざした旅路のはて…『入唐略記』と高丘親王の客死 ほか)
鎌倉・南北朝(元祖“判官贔屓”と大陸進出!『成吉思汗ハ源義経也』の波紋;後鳥羽上皇発案の触れこみ!江戸期成立の『和論語』の作者 ほか)
室町・戦国(日野富子を悪女に仕立てた書・『応仁記』が隠蔽した乱の原因;打刀、黒袴、八角棒に高足駄!虚無僧のルーツ「暮露「の物語 ほか)
戦国・安土桃山(美談で綴った毛利元就の事績!『安西軍策』と立花城撤退の真相;明治維新まで「秘録」扱いされた『永禄日記』の津軽・南部抗争史 ほか)
江戸(本物の家康は殺されていた!?評伝『史疑』執筆の二つの意図;家康を追いつめたヒーロー!『真田三代記』の“超人”幸村像 ほか)
明治・近代(首謀者と刑部省とで挑発合戦「隠岐騒動「取り調べの顛末;警察予算獲得の口実にされた「サンカ」と「島根県邏卒文書」 ほか)
著者等紹介
佐伯修[サエキオサム]
昭和30年(1955)東京生まれ。北里大学水産学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ナツ
2
かなりの数の偽書や奇書を紹介してるが、興味のない人は全然面白くないと思われる。ちょっと想像と違った!2015/12/03
150betty
0
(☆4)最初は竹内文書とかの話で鼻白む思いで読んでたけど、江戸時代に変わった本の辺りから俄然面白くなってきた。島原の乱以降巷間に溢れたキリシタンを邪教秘密結社のように扱うキリシタン退治物語や、ある人物が寺の花見で会ったウズラ飼いの達人に極意を聞いたという体で書かれたウズラ飼育の指南書である鶉書、医者が執筆した黴軍と薬軍が体内で戦争をする黴そう軍談など、様々な本の話は楽しい。2014/12/02
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