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内容説明
マンガや児童文学をアニメ化する際、どの様に作り替えられ、アニメ的変容がみられるか。その過程を詳しく分析し、アニメーションという現代メディアの特質を明らかにする。
目次
漫画のアニメ化における諸様相―『鉄腕アトム』から『攻殻機動隊』、『マトリックス』まで
「鉄腕アトム」、アニメのアニメ化―テレビアニメおよびマンガの分身
進化しない『ポケモン』―アニメとゲームの共生関係
アニメのパロディー―「やおい」からみるアニメ・アニメキャラの特徴
アニメ『風の谷のナウシカ』―物語の系譜、マンガとの相違点
「白雪姫」の変容―グリム童話からディズニー・アニメーションへ
『ジャングル大帝』が『ライオン・キング』成功の鍵―ディズニーは手塚アニメをいかに模倣したのか?
岡本忠成+川本喜八郎『注文の多い料理店』―非商業系アニメーションの視角から
著者等紹介
竹内オサム[タケウチオサム]
1951年、大阪市生まれ。大阪教育大学修士課程修了。同志社大学社会学部メディア学科教授。専門は児童文化、マンガ史
小山昌宏[コヤママサヒロ]
1961年、東京生まれ。中央大学文学部哲学科卒。現在、サブカル・ポップマガジン『まぐま』発行人。岡山大学教育学部非常勤講師。専門は大衆文化論、マンガ表現論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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富士さん
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アニメと原作の関わりを語る上での方法論の存在を感じさせてくれた陶山恵さん、ゲームの性能とアニメの特性に触れながら二つを架橋して見せてくれた木村晶彦さんの論考はとても興味深く参考になりました。しかし、事実の羅列で何が言いたいのかよくわからない渡辺泰さんのものを除けばイマイチ何かが足りない。確かに何かが語られているのですが、じゃあこれを積み重ねて何になるの?という、ちょっとした虚しさを感じました。通常科学の賛美者ではないですが、今アニメの研究に求められているのは積み重ねて価値ある仕事だと思うのですが。2013/11/18