内容説明
モノが溢れ、豊かで便利なのに、なぜ、かくも生きづらい社会になってしまったのか?この30年の「簡単便利」の現代史にその原因を探る。便利な新商品が開発・発売され、その生活に慣れ親しんだ現代人は、何を失い何を得たのか。高密度消費社会での人間回復を探る。
目次
第1章 高密度消費社会の到来―ハンバーガーとコンビニおにぎりが拓いた地平
第2章 効率性の優先―豊かさ・便利さがもたらした価値の変遷と家族の絆
第3章 身体性の軽視―愛情と効率と家庭料理
第4章 過程のブラックボックス化―匂いの消えた台所と「食」の工場化
第5章 「個」の肥大化―戦後学校教育とデジタル的なもの
第6章 記号の消費―欲望の拡大とバブル
第7章 コミュニケーション不全―女子高生の“性の商品化”と「女の子文化」
第8章 ケータイは社会をどう変えるのか?―「簡単便利」な社会における解離性と動物化
エピローグ このままでいいのか!日本社会―子供たちがイキイキと暮らせる社会にするために
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