内容説明
ヤクザとおんなとヒッピー、パンチパーマ、ラブホテル、カラオケ、プロレス、フードル、口裂け女、情報化社会と犯罪…。今という時代に渦まく欲望社会の深層を読む。
目次
ヤクザとおんな、そして市民社会
ザ・パンチパーマ物語
都市のなかの異界・ラブホテル街の民俗学
「学校の怪談」はなぜ血の色が好きなのか?
「フードル」の始原に向かって
歌の“解体”とカラオケ
日系人プロレスラーに見る「黄色い禍」
「血」と「性」の間に揺れる国民的スター―美空ひばり・山口百恵・松田聖子の場合
「不たしかな自己」の死への旅路
「酒鬼薔薇聖斗」から「猛末期頽死」へ
無表情な戦後の、無表情な犯罪者たち
銃の魔性と情報化社会
現代の犯罪に潜む呪術性
日本近代「速度」小史―鏡花、一葉、久作から深作欣二
著者等紹介
朝倉喬司[アサクラキョウジ]
1943年岐阜県生まれ。早稲田大学第一文学部社会学科中退。以後、遊んで暮らすこと二年余、業界誌を経て『週刊現代』記者。記者生活十年余の後、独立、フリーのもの書きとして、あれこれわがままな題材の選び方をして現在に至る。現在、全関東河内音頭振興隊隊長を務める
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