昭和天皇下の事件簿

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  • サイズ B6判/ページ数 686p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784768467947
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0030

内容説明

昭和天皇をキーワードとする事件の数々。それらの事件を通し、天皇制の完成と崩壊・復元の昭和を検証する。250の事件で綴る昭和の叙事詩。

目次

第1部 昭和天皇の誕生(一九二〇年代)(「虎の門事件」―昭和への前奏曲;「御大喪」と「御大典」―天皇賛美の大イベント ほか)
第2部 権力増長の時代(一九三〇年代)(軍部の台頭―「満州国」建国と「大東亜共栄圏構想」;テロルの季節―暴発する軍部と右翼 ほか)
第3部 大日本帝国の崩壊と「人間天皇」の誕生(一九四〇年代)(「創氏改名」―「同化政策」という名の国家支配;「紀元二千六百年式典」―虚構に満ちた天皇史の構築 ほか)
第4部 蘇る天皇制(一九五〇年代以降)(マスコミ仕立ての天皇制―「御真影」からブロマイドへ;「日の丸」焼き捨て事件―「日の丸」「君が代」問題の行方 ほか)

著者等紹介

佐藤友之[サトウトモユキ]
1960年、東京経済大学卒。雑誌記者などを経て、現在、フリーのジャーナリスト。著書に、『死刑囚の一日』『死刑囚の妻』『死刑囚のうた』『ドキュメント 精神鑑定』(以上、現代書館)、『日本の監獄』『弁護士の内幕』(以上、三一書房)、『「政治国家」幻想』(学文社)など多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

13
天皇と天皇制に関わる事件を通じて昭和史を俯瞰する試み。戦前の抑圧機構としては軍部のみが注目されがちだが、警察と検察の役割も無視できない。考察の対象は広く、例えば阿部定事件について細かく触れられており、独自の視点が面白い。大本教など様々な宗教とのコンフリクトも。ただ、流石に手を広げすぎで、ボリュームの割に薄味な印象。時系列がしょっちゅう無視されるので流れがつかみにくい。2024/08/09

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