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内容説明
徳川幕藩体制の創成期に生をうけた「近江聖人」こと中江藤樹は、武士として生活していた現実社会から自ら離脱撤退し、ひとり自己沈潜の道を選び、門人を教える中で「生」の意味、意義を明らかにしようと試みた江戸時代人=近代人の一人であった。
目次
序章 帰郷する漂泊者
第1章 異形なる聖人(近代的自意識―新井白石の恩人;荒々しい迫力に満ちた「聖人」―野田笛浦による異質の藤樹論 ほか)
第2章 絶望と危機の哲学(ヤスパースの絶望と回心;藤樹における絶望と脱藩)
第3章 脱藩原因の諸説と検討(孝養説;キリシタン説 ほか)
第4章 近江聖人―老嫗の愚なるが如し(日本陽明学の祖―了庵桂悟;わが国陽明学の開祖 ほか)
感想・レビュー
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