中江藤樹・異形の聖人―ある陽明学者の苦悩と回生

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784768467909
  • NDC分類 121.55
  • Cコード C0010

内容説明

徳川幕藩体制の創成期に生をうけた「近江聖人」こと中江藤樹は、武士として生活していた現実社会から自ら離脱撤退し、ひとり自己沈潜の道を選び、門人を教える中で「生」の意味、意義を明らかにしようと試みた江戸時代人=近代人の一人であった。

目次

序章 帰郷する漂泊者
第1章 異形なる聖人(近代的自意識―新井白石の恩人;荒々しい迫力に満ちた「聖人」―野田笛浦による異質の藤樹論 ほか)
第2章 絶望と危機の哲学(ヤスパースの絶望と回心;藤樹における絶望と脱藩)
第3章 脱藩原因の諸説と検討(孝養説;キリシタン説 ほか)
第4章 近江聖人―老嫗の愚なるが如し(日本陽明学の祖―了庵桂悟;わが国陽明学の開祖 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月照彦

1
前半はほとんど藤樹の記述は出てこず、本当に藤樹について著した本なのかと疑う程だったが、後半の特に脱藩原因について諸説の記述は読みごたえがあった。ただ間接的にすら関係の無いことを無理やり関係付けて付け足してくる箇所がちょいちょい出てくるので、違和感を感じたところもあった。2012/05/18

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