内容説明
ナショナリズム批判を超えて。“反時代の精神”を求め、あらゆるニヒリズムとたたかうため、記号論の旗手が放つ評論集。
目次
序章 “アイデンティティ論”への道程
第1章 “思想”としてのアイルランド―ナショナル・アイデンティティを超えて
第2章 アイデンティティの根拠としての言語―社会記号論の視点から
第3章 言語戦争論序説―近代言語思想の彼方へ
第4章 “世界語”としてのフランス語―言語の政治学のために
第5章 方法としての“ヨーロッパ”―近代化の果てに
付章1 大文字の「社会」から小文字の社会へ―大沢真幸『恋愛の不可能性について』をめぐって
付章2 “英語”を思想するために―『地球語としての英語』と『英語の未来』を読む
終章 “自由”への道
ポストナショナリズムの“精神”―あとがきにかえて
-
- 和書
- 多く樹々を詠む - 歌集