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内容説明
歴史を刻み込みつづける人々と、歴史をねじ曲げようとする国。百二十余人の香港住民がひもとく歴史の真実。
目次
第1章 日本軍占領下の日常
第2章 飢えた人々
第3章 香港ドルはペーパーにされた
第4章 「遊撃隊討伐」という名の住民虐殺
第5章 日本軍に抵抗した人たち
第6章 日本人へのメッセージ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さわき
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日本軍が香港を占領していた事、香港ドルを軍票に替えさせ、保証を全くしていない事、知らない事が多かった。話中の日本軍の残酷さは衝撃だった。『日本人の民族性かもしれないが、あきれるほど過去を忘れて自分達のことばかり考えている』という言葉にはっとさせられた。中国と日本、文字を同じくしている同じ東洋人、隣国だがその民族性はきっと大きく違う。『自分たちの戦争体験が全てであると錯覚している多くの日本人に伝えたい』という筆者の言葉が心に残る。日本だけの言い分ではなく世界の声を、現代に生きる日本人として私は知りたい。2012/05/16