出版社内容情報
「どこで、どう暮らし、どう生きていこう?」。50 代の女性同性愛者が、自身のジェンダーアイデンティティとセクシュアリティ、さまざまな場面でのカミングアウト、そして同性パートナーと生きるありようを、住まいの変遷とともに綴ったレズビアン・ストーリー。住宅建築業界で働く一級建築士として、シングル女性、レズビアンカップル向け住宅建築時の経験やポイント、家の間取り図なども随所に紹介。「結婚の自由をすべての人に」訴訟の原告でもある著者が、だれもが安心して暮らせる未来へ思いを馳せます。
内容説明
どこで、どう暮らし、どう生きていこう?「結婚の自由をすべての人に訴訟」東京原告で一級建築士の50代レズビアンがセクシュアル・マイノリティの未来を想い綴った希望の本!
目次
第一章 ひとりで建てた「ひとりの家」(ジェンダーアイデンティティと異性愛への苦悩;目からウロコの一戸建て;売れ残りの土地巡り;最低限クリアで安く建てる)
第二章 三つのカミングアウト(コミュニティとパートナーとの出会い;自分へのカミングアウト;親へのカミングアウト;会社へのカミングアウト)
第三章 同性パートナーと建てた「ふたりの家」(パートナーシップと「ふたりノート」;NPOと古家セルフリフォーム;同性カップル向け住宅ローン、公正証書、遺言;ふたりの家づくり)
第四章 ミドルエイジ・レズビアンカップルの暮らしと現在地(ミドルエイジの女性カップル;オープンに地域で住まう;婚姻平等を求める訴訟、国へのカミングアウト)
著者等紹介
河智志乃[カワチシノ]
1971年生まれ、千葉県出身。幼い頃からジェンダーアイデンティティの揺れに苦しみ、35歳でレズビアンというありようを受容。現在は女性として生きるセクシュアルマイノリティを支援するNPO法人レインボーコミュニティcoLLaboの理事を務める。法律上の性別が同じ人どうしが結婚できるよう2019年に集団提訴した「結婚の自由をすべての人に」訴訟の原告(東京二次)でもある。住宅建築業界に身を置く1級建築士で、自宅となる「女性ひとりの家」、その後パートナーと住まう「女性ふたりの家」を設計。他に、宅地建物取引主任者、福祉住環境コーディネーター2級、訪問介護員2級養成研修課程修了の資格を持ち、住まいとエイジングについて考え続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。