出版社内容情報
岸田文雄総理、安倍晋三元総理、野田佳彦元総理、野田聖子氏ら錚々たる面々が初当選し、「非自民」の細川連立政権が誕生した1993年から30年。この間、常に「保守2大政党」を志向する言説がリベラル勢力に圧力をかけ続けてきた。本書では、それに抗してリベラル勢力が一定の陣地を確保し続けてきた理由を探り、「公器」としての野党第1党の役割と課題を分かりやすく解き明かす。弱小野党内での主導権争いに終止符を打ち、巨大与党、長期政権と伍すため野党に求められる政策と戦略を明示する。
内容説明
強大な圧力に潰されず生き残ってきた「民主リベラル」そのしぶとさを踏まえ提言する「野党第1党」の役割。
目次
序章 リベラルは本当に「瀕死」なのか
第1章 平成「野党史」への視点(「保守2大政党」への胎動;野党にだけ「改革」を強いた小選挙区制;民主党が抱え込んだ「理念の対立軸」;民主党政権はなぜ「悪夢」と呼ばれたのか;立憲民主党誕生の意義;「多弱」野党の主導権争い;自民党の変質と「立憲VS維新」)
第2章 「令和の政治」に望まれること(「令和の政治」とは何か;「令和の政治」二つの対立軸;「提案すべきこと」を誤るな;「社会党」にも「民主党」にも戻らない)
第3章 「目指すべき社会像」の構築に向けて(「憲法・原発・消費税」とどう向き合う;憲法論議の「戦い方」を変える;原発政策は「社会像の選択肢」;「消費税」で選挙を競うのはもうやめよう)
終章 「この道しかない」にNOを
著者等紹介
尾中香尚里[オナカカオリ]
1965年、福岡県生まれ。早稲田大学卒業後、毎日新聞社に入社し、政治部で野党や国会を中心に取材。同部副部長として、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故における菅直人政権の対応を取材した。現在はプレジデントオンライン、週刊金曜日などに記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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