出版社内容情報
小学校教員を退職後、1960~70年代に山岸会など日本の共同体をめぐり、横浜寿町の生活相談員、児童相談所の相談員を経験し、横浜市立大学教授を経て沖縄大学学長を務めた著者の自叙伝。
山岸会北海道試験場、森信三「実践人の会」、山尾三省、比嘉ハツ「沖縄ミロク会」、「山脈の会」、横浜寿町の日雇い労働者たち、過酷な環境で生きる子どもたち、宇井純、新崎盛暉……。
高度成長の陰でかえりみられることのなかった存在との深い交流がつまびらかに語られる。長い、長い放浪とあくなき交流。本書はその涯てに見えてくる「出会いの戦後史」である。
内容説明
山岸会北海道試験場、森信三「実践人の会」、山尾三省、比嘉ハツ、「沖縄ミクロ会」、「山脈の会」、ドヤ街の人びと、宇井純、新崎盛暉…。出会いつながり、相互依存し交換し合いつつ生きる。日本の共同体めぐり、横浜の寄せ場・寿町の生活相談員、児童相談所のソーシャルワーカーを経て沖縄大学へ。長い、長い放浪とあくなき交流。その涯にて見えてくる「出会いの戦後史」。
目次
第1章 生まれた時、戦争だった(生まれた時、戦争だった;東京大空襲、その前後 ほか)
第2章 教師自身・ぼくの戦場(新米教師、模索する日々;教師自身・ぼくの戦場 ほか)
第3章 寄せ場、出会いと交流の街(ニライカナイの幻影;開かれたるコミューン ほか)
第4章 つながりを見えるものに(鎌倉アカデミアの志を継ぐ;つながりを見えるものに ほか)
第5章 水滴が竜神となる日(小さな大学の大きな挑戦;生きること、それがぼくの仕事 ほか)
著者等紹介
野本三吉[ノモトサンキチ]
1941年東京生まれ。沖縄大学名誉教授。横浜国立大学卒業後、5年間小学校教諭。日本のコミューン(共同体)めぐりを経て、1972年より横浜市民生局職員となり、寿生活館(生活相談員)、児童福祉司として児童相談所に勤務。1991年、横浜市立大学国際文化学部助教授(その後、教授)となり、2002年、沖縄大学人文学部福祉文化学科教授に就任。2010年、沖縄大学学長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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