ロシアのなかのソ連―さびしい大国、人と暮らしと戦争と

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ロシアのなかのソ連―さびしい大国、人と暮らしと戦争と

  • 馬場 朝子【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784768459256
  • NDC分類 302.38
  • Cコード C0030

出版社内容情報

いま、ロシアを考えるヒントがいっぱい !!
なぜ、ロシアは孤立してしまうのか。大陸のど真ん中にあって、周辺国とうまくやれないのはどうして?
2022年2月24日、ロシアのウクライナへの軍事侵攻により、「冷戦終結以後」の世界の終わりがはじまりました。ロシアはいったい何を考えているのか、さまざまな憶測も飛び交っています。
1991年にソ連は解体しましたが、そもそも、いったいソ連とはなんだったのか、社会主義体制から資本主義に舵を切ったロシアの30年間とはなんだったのか。
高校卒業後、ソ連・モスクワ大学に6年間留学し、NHKで40本以上のソ連・ロシア関係の番組を制作してきた、日本で指折りのソ連・ロシアウオッチャー馬場朝子さんに自身の体験や現地で暮らす人の言葉をとおして案内してもらいます。
カバーの絵はValentine Goubarevさん。ベラルーシのアニメーション作家です。

内容説明

生活に、信仰に、戦争に見えてくる“ソ連ノスタルジー”1970年代ソ連に留学、以後、テレビ番組ディレクターとして50年にわたり関わり続けた目から見る、現在とこれからのロシア。見えないロシアが見えてくる。

目次

第1章 えっ!資本主義!?(ロシア的働き方;格差と平等の狭間で ほか)
第2章 さびしい大国(ロシアはヨーロッパかアジアか;ロシアの「大国願望」 ほか)
第3章 暮らしのなかのソ連、民主主義ってなんだ?(民主主義嫌い;女性の力 ほか)
第4章 ソ連・ロシアの戦争(大祖国戦争;アフガニスタン侵攻 ほか)

著者等紹介

馬場朝子[ババトモコ]
1951年熊本生まれ。1970年よりモスクワ国立大学文学部に6年間留学、帰国後、NHKに入局、ディレクターとして番組制作に従事。「スターリン 家族の悲劇」「トルストイの家出」「ロシア 兵士たちの日露戦争」「未完の大作アニメに挑む―映像詩人ノルシュテインの世界」「揺れる大国 プーチンのロシア―膨張するロシア正教」などソ連・ロシアのドキュメンタリー番組を40本以上制作。退職して現在はフリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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パトラッシュ

126
世界に冠たる大国だと信じてきた祖国は呆気なく崩壊し、貧困と無秩序に苦しめられた国民は強力な指導者の下で再び強大国化を夢見る。かつてドイツとヒトラーのたどった道を、今ロシアとプーチンが進んでいる。現在のロシア指導層はソ連時代に教育を受けた世代であり、KGB出身の大統領を筆頭に周囲を敵に囲まれていると認識していた。命令されるのに慣れていたロシア人も、何の夢も与えない民主主義よりも「偉大な祖国」を唱える独裁者に盲従する心地良さに身を委ねた。その果てのウクライナ侵攻で滅びの火が見えた時、人びとはどう反応するのか。2022/12/11

サアベドラ

46
ソ連時代のロシアの生活と、当時の記憶とともに生きる現代ロシアの人々の様子を綴ったエッセイ。著者はソ連時代のモスクワに6年間留学し、帰国後日本でロシアやソ連に関するドキュメンタリーを撮ってきたジャーナリスト。2022年刊。ソ連崩壊から30年、ソ連の記憶は今も多くのロシア人の中に生き続けており、クレムリンに棲むあの悪意の権化も根っからのソ連人であり、一連の彼の理解しがたい言動もソ連時代の原理に従っている。ソ連やロシアの人々を描いたエッセイを読むたびに、社会体制が違うと人の考え方はここまで違うのかと愕然とする。2023/01/06

Mark

38
説得力のある良書だと思います。隣国への侵攻という暴挙に出たプーチンのロシア。自分も仕事でモスクワを訪れたときに感じたのは、笑顔の人が全く見られなかったこと。サービス業のホテルのフロントでさえ、不機嫌そうな応対だし、土産物屋のおばさんも愛想がない。わずかに、冗談を言ってみると、薄い笑い顔が印象的で、笑えないわけでもなさそうだ。70年もの間、ソ連をやってきた人たちが、自由・資本主義へと急に転換したところで、不適応を起こすに決まっている。勝手に我々が自由で開かれた国を期待しても無駄なようだ。2022/12/27

Roko

28
著者の友人はウクライナにもロシアにもいます。その人たちはみなお互いを友人であると認識し、戦争が早く終わって、また会いたいねと思っているのです。この後どれだけの時間が必要なのかはわかりませんが、いつか戦争が終わります。その後、あの戦争は何のために起きたのか?と問われても、一般の人にとっては答えようがないでしょう。第二次世界大戦、そしてその後の戦争での犠牲を、ロシアはどう捉えているのでしょうか。戦争に勝とうが負けようが、死んだ人は戻ってきません。若い命を無駄遣いして、ロシアは何を得ようとしているのでしょうか。2023/05/06

Nobuko Hashimoto

28
著者は1970年から6年間モスクワに留学し、帰国後、NHKディレクターとしてソ連やロシアに関するドキュメンタリー番組を40本以上制作してきた。退職後も2012年から5年間モスクワに暮らし、ソ連・ロシアとは半世紀にわたって付き合ってきた。そのなかで見てきたロシアの人々の思考や行動の優れた面と理解しがたさを、肩入れしすぎず突き放すでもなく率直に綴っている。著者の制作した番組を順を追って見たいなぁ。2023/02/20

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