出版社内容情報
産業革命、情報革命に続く第3の革命としてAIの発明が、世界の姿を変えていくことは間違いない。スマートフォンなどに搭載されたAIアシスタント、Aiboなど学習するペットロボットなどの身近なところから、金融市場でのFintechの現場や、気象予報での利用など社会的なより大きな場面まで、現代社会でAIが活躍する領域は、日ごとに増大していく。同時に、「AIに仕事が奪われる」という言説を代表とする、この未来の知能への不安も多くの場面で聞かれる。本企画は、そんな不安に、精神科医としての著者が、豊富な臨床経験をもとに、斬りこんでいく。大きなテーマは、「労働」と「家族」という私たちの生活のベースである二つに絞り込んでいく。私たちは、AIと共に働くことはできるのか、私たちはAIと暮らしていくことはできるのか。こんな難問に「AIは心を持っているのか」という切り札で立ち向かう。そして、?をつけるAIの開発こそが、未来の私たちを救ってくれるのではないか、という前代未聞の驚くべき結論を導き出す。
内容説明
私たちは本当に…AIと働くことができるのか?AIと暮らすことができるのか?
目次
序章 「心の専門家」としてAI社会に向き合う
第1章 AIとはいったい何だ―心の専門家から見て
第2章 AIの持つ「心」の形
第3章 AIと人の「学び」の違い
第4章 AIと働く
第5章 「AI家族」のリアリティ
第6章 メンバーとしての家族―AIの体と心
終章 コロナの時代のAI家族、そして嘘の効用
著者等紹介
妙木浩之[ミョウキヒロユキ]
1960年東京生まれ。上智大学文学部大学院満期退学。佐賀医科大学助教授、久留米大学教授を経て、東京国際大学人間社会学部教授。南青山心理相談室、精神分析家。日本精神分析協会会員(準会員)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Asakura Arata
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